不動産ニュース / 開発・分譲

2013/5/30

1棟まるごとリノベーション事業、第1弾「稲毛海岸」6月販売/大京リアルド

「グランディーノ稲毛海岸」外観
「グランディーノ稲毛海岸」外観
分譲するにあたり、新たにエントランスを新設。内部には管理人室も用意した
分譲するにあたり、新たにエントランスを新設。内部には管理人室も用意した
住棟エントランスに続くフットパス。左右には四季折々を彩る植栽を施した
住棟エントランスに続くフットパス。左右には四季折々を彩る植栽を施した
棟内モデルルーム。フローリングやクロスも全面的に張り替えを実施
棟内モデルルーム。フローリングやクロスも全面的に張り替えを実施
水回りを始め、設備はほとんどのものを交換している
水回りを始め、設備はほとんどのものを交換している

 (株)大京リアルドは、既存マンションの1棟トータルリノベーションブランド「グランディーノ」の第1号物件となる「グランディーノ稲毛海岸」(千葉市美浜区、総戸数23戸)のモデルルームを、6月8日にオープンする。

 同社ではこれまで「Reno α(リノアルファ)」ブランドで1戸単位のリノベーション事業を展開。2012年6月以降、約600戸を販売してきた。しかし、「顧客から『共用部も再生して欲しい』『共用部も細かく点検して欲しい』『セキュリティ面をもっと充実して欲しい』などの声が寄せられた」(リノベーション事業部長・中島真司氏)ことから、1棟まるごとリノベーションする事業に参入した。

 「グランディーノ稲毛海岸」は、JR京葉線「稲毛海岸」駅徒歩5分。敷地面積1,605.81平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階建て。全戸専有面積79.37平方メートルの3LDK。1986年に竣工した南西向き1棟のマンションで、もとは損保会社が社宅として保有していたもの。

 新たに独立したエントランスを設置し、管理人室も新設。空地率62%という贅沢な空間を生かすために、1,200本もの植栽を敷地内に施した。タイル張りの外観は洗浄し、剥落可能性のあるタイルを検査・補修。各戸ドアもディンプルキーの二重ロックに交換した。

 専有部分は、トイレ、キッチン、建具など、ほとんどの設備を交換。クロスの張り替え、間取りの変更なども実施し、イメージを一新させた。排水たて管、横引き給排水管、ガス管などのインフラ部分の更新も行なった。

 顧客の安心を担保するため、構造確認、建物診断を実施、既存住宅性能評価でもA判定を取得する予定。また既存住宅販売瑕疵保険を付保し、改修部分については、共用部5年・専有部2年の同社のアフターサービスを提供する。

 販売価格は2,720万~3,090万円。すでにホームページを公開しており、6月24日から先着順で申し込みを受け付ける。第1期販売は9戸で、引き渡しは7月末の予定。

 同社は今後も、年間4~5棟の1棟リノベーションを実施していく計画で、東京都多摩地区・関西地区で、すでに物件を取得済み。地方での展開も検討していく考え。

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