

三井不動産レジデンシャル(株)は、大栄不動産(株)と共同で開発中の分譲マンション「パークホームズLaLa新三郷」(埼玉県三郷市、総戸数250戸)の販売を、7月中旬から開始する。
同物件は、JR武蔵野線「新三郷」駅徒歩3分、三井不動産(株)が中心となって2008年から開発が進められてきた大規模複合開発地「新三郷ららシティ」内に立地する、地上19階建てのマンション。同開発は、JR武蔵野操車場跡地に、大規模SC「ららぽーと新三郷」、大規模小売店「コストコホールセール」、スウェーデン発祥の総合インテリアストア「IKEA」、三井不動産の戸建住宅地「ファインコートららシティ」等が順次開発され、「パークホームズLaLa新三郷」が、再開発の最終プロジェクトとなる。
三井住友建設の最新工法である「架構集約型免震構造」の採用による、内梁のないすっきりとした室内空間がウリ。長期優良住宅認定も取得。太陽光発電と蓄電池、非常用発電機、電気自動車からの給電で、災害時も72時間の共用部への給電を可能とする等、災害対応も強化した。また、電力一括購入、各戸へのHEMSと、共用部のMEMSとの連携により、電力消費を抑え、省エネルギーと電気料金削減を図っていく。
住戸は、3LDK・4LDK、専有面積約69~83平方メートル。座談会や戸別訪問を通じて得たユーザーの声を設備仕様に反映させているのが特長。IKEA新三郷店が、同店で実際に購入できる商品で、購入者の生活を想定したインテリアプランを提案するサービスも行なう。
12年11月からのプレセールスで、約2,000組の反響を得ており、13年3月のモデルルーム事前案内会で約800組を集客している。販売価格は、2,800万~4,200万円台。最多価格帯3,200万円台。坪単価約150万円。
販売を担当する都市開発二部営業室室長の斎藤 裕氏は「商業利便の整った新三郷駅に徒歩3分でアクセスできること、免震工法・長期優良住宅であることなどが評価され、当社予想を2割ほど上回る来客を集めている。販売価格も、集客のメインである20~30歳代のファミリーが無理なく求められるレベル。専有面積の広い住戸は、地元シニア層の戸建てからの買い替えも目立つ」と語った。