東急不動産(株)は10日、「住宅購入に関する意識調査」の結果を発表した。都市部(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県)在住の住宅購入を考えている30~40歳代の男女300人に対し、インターネットで調査したもの。調査期間は5月24~27日。
調査によると、「今が住宅の買い時と思うか」の問いに対し、「とても買い時だと思う」(20.3%)、「買い時だと思う」(50.3%)と合わせて約7割にのぼった。
「住宅購入に対し不安を感じるか」については、「まあまあ不安だ」(56.0%)、「とても不安だ」(25.7%)となり、8割以上の人が何らかの不安を感じているという結果に。その不安の内容については、「資金計画やローンの選び方などが分からない」(56.5%)、「物件の見分け方やチェックすべき場所が分からない」(51.4%)、「買い時が分からない」(34.9%)がトップ3となった。
そのほか、住宅を探す際に「モデルルームに行きたい」と考えている人が94.3%にのぼったものの、モデルルームへ行く際や、不動産会社に相談する際には57.0%が「強く売り込まれるのではないか」という不安を覚えていることも分かった。また、住宅購入に当たって知りたいことのトップは「価格やその妥当性について」(66.0%)という結果となった。
こうした結果を踏まえ同社は、直接モデルルームの営業担当に聞きにくい質問や住宅購入の生の声に応える取り組みとして、5月26日に「ブランズ オープンカレッジ」を開催。
「売り込み営業」に対する不安を解消するため、公正中立な立場にある第三者の講師による資金計画やローンに関する不動産購入セミナーおよび、営業活動を一切行なわない形での「ブランズ麻布狸穴町」モデルルーム見学会を実施した。