不動産ニュース / その他

2013/6/28

「売買契約書」統一化を目指す/FRK・竹井新理事長が抱負

「個人間における売買に際し、消費者が不安を抱えることのないよう、業界全体の共通ルール、商慣習づくりを推進してきたい」などと抱負を述べた、新理事長の竹井氏
「個人間における売買に際し、消費者が不安を抱えることのないよう、業界全体の共通ルール、商慣習づくりを推進してきたい」などと抱負を述べた、新理事長の竹井氏

 (一社)不動産流通経営協会(FRK)は27日、5月30日開催の今年度総会・理事会を経て新理事長に就任した竹井英久氏(三井不動産リアルティ(株)代表取締役社長)の就任記者会見を行なった。

 同氏は、不動産業界の現状について「インターネットの普及により、昔に比べ不動産価格の透明性が格段に高まってきた。流通事業者の資質も向上しつつある中、さらなる既存住宅流通の促進、また、消費者からの信頼を得るためには、流通のスタンダードサービスの整備が必要。今の時代に沿った形でサービスの向上を考える時期にきた」と言及。その具体策について、個人間の住宅売買における「売買契約書」の統一化を推進していく旨、見解を述べた。その上で、「売買に際し、消費者が不安を抱えることのないよう、業界全体の共通ルール、商慣習づくりを推進してきたい」(竹井氏)と抱負を述べた。
 また、マンション売買時における管理会社との連携についても「共用部分についての説明義務を誰が負うのかをはっきりさせたい。それには、管理会社との連携が必要。管理ルールや大規模修繕の計画等、売り主の代わりに管理会社が説明する体制を整えれば、消費者は安心して売買に臨めるのではないか」(同氏)と意見を語った。

 また、中古住宅に対する消費者の意識やニーズが多様化、高度化する中において「消費者に今まで以上に満足いただけるサービスの提供が必須。そのためには、サービス向上の基本である人材育成にも注力していきたい」などと語った。

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