不動産ニュース / 開発・分譲

2013/7/11

多摩川周辺の生態系に配慮。川崎・二子新地で大規模マンション/東急電鉄

「ドレッセ二子新地」外観パース
「ドレッセ二子新地」外観パース

 東京急行電鉄(株)は、分譲マンション「ドレッセ二子新地」(川崎市高津区、総戸数434戸)の販売を、13日より開始する。

 同物件は、東急田園都市線「二子新地」駅徒歩14分に立地する、地上15階建ての大規模マンション。敷地面積は約1万6,000平方メートル。敷地境界線から10m以内には建築物を建てず、通常より厳しい日影規制をかけ、緑化率25%以上を確保。敷地内に認可保育園を設ける等、周辺地域への貢献を両立させたことで、川崎市より高度許可を得た。

 多摩川に程近く広大な敷地というメリットを活かし、1万4,000本の樹木を配したほか、生態系調査に基づき、生物が訪れやすい樹種や水場をランドスケープに盛り込み、敷地にいながら自然の豊かさを感じられるようにした。

 建物1階に防災倉庫、各階から2フロア以内にヘルメット等を備える小型の防災倉庫を設置。河川や水槽等の水をろ過して毎日15t(約4,800人分)の飲料水を生成するシステムを導入する等、地域の防災拠点となるべく設備を整えた。中庭テラス付きの「ベーカリーカフェ」や多摩川を見はらす「スカイアリーナ」等の共用施設を用意。コンシェルジュやミショップ、EVカーシェアリング等も備える等、地域と子育てファミリーに根差した仕様とした。

 住戸は、専有面積は約58~93平方メートル、2LDK~4LDK。竣工は14年12月下旬、入居は15年1月下旬を予定している。販売価格は未定。

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