住友林業(株)は12日、2商品が「第7回キッズデザイン賞」を受賞したと発表した。
キッズデザイン賞とは、キッズデザイン協議会主催の「子供たちの安全・安心に貢献するデザイン」「創造性と未来を拓くデザイン」、「子供たちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度。
「子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門」での受賞で、受賞したのは収納のストレスを軽減するリビングの新空間提案「こまま(comama)」と、子育てをテーマとした庭の設計提案「ハグくみの庭」。
「こまま」は、収納セラピストのアドバイスを基に収納を「置くだけ」と定義。リビングから見えない位置に設置するため、収納スペースに扉を付ける必要がなく、すぐに出せて、また元の場所へ置くだけという仕様となっている。また、収納の背面にはカウンターを設け、家族のフリースペースとした。
「ハグくみの庭」は、「五感とからだを育む庭づくり」をコンセプトに、乳幼児期に必要な遊びを引き出すことを目的としたもの。神戸大学名誉教授の広木克行氏が提唱する考えを基に、12の設計アイディアで構成。特別な遊具等は用いていないため、将来の庭のリフォームも容易となっている。なお、“ハグくみ”は、“ハグ”(抱きしめる)と“育み”を掛け合わせた造語。