不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/7/31

住宅景況判断指数、全部門前年比大幅増・プラス幅さらに拡大/住団連調査

 (一社)住宅生産団体連合会(住団連)は31日、低層住宅に関する経営者の住宅景況感調査(7月度)結果を発表した。住団連および住団連団体会員の法人会員18社のトップに対し、戸建注文住宅、戸建分譲住宅、低層賃貸住宅、リフォームの4カテゴリについてアンケート調査したもの。

 2013年度第1四半期(13年4~6月)実績の景況判断指数は、前年同期比で総受注戸数プラス87ポイント(前年同期:プラス67)、総受注金額プラス93ポイント(同:プラス78)で、総受注戸数は9期連続、総受注金額は14期連続のプラス。
 「消費増税前の駆け込みは、検討の契機とはなっていると見られるが、まだはっきりとした動きとは認識できない」という声があるものの、「市場の好転により、融資金利等の上昇気配が後押しとなった。消費税の増税影響も建築動機の要因となっている」、「景況感の改善や金利・物価の先高観を背景に、来展を中心に集客が増えるなど住宅を検討する顧客は多い」など、プラス基調が鮮明なコメントが多く見られた。

 事業部門別では、戸建注文住宅では、受注戸数プラス78ポイント(同:プラス53)、受注金額プラス84ポイント(同:プラス69)となり、受注戸数・金額ともに大幅なプラスを継続。戸建分譲住宅では、受注戸数プラス58(同:プラス42)、受注金額プラス67ポイント(同:プラス38)と、受注戸数・金額ともに5期プラスが継続した。低層賃貸住宅では受注戸数・金額ともにプラス71ポイント(同:受注戸数プラス79、受注金額プラス83)と、受注戸数・金額ともに11期連続してプラスに。リフォームでは受注金額プラス73ポイント(同:受注金額プラス93)と前期比大幅増が継続・拡大。全部門が前年比大幅増で、プラス幅がさらに拡大する結果となった。

 13年第2四半期(13年7~9月)の見通しは、戸建注文住宅で受注戸数プラス97ポイント、受注金額プラス91ポイント。戸建分譲住宅で受注戸数・金額ともにプラス63ポイント。低層賃貸住宅で受注戸数・受注金額ともにプラス71ポイント。リフォームで受注金額プラス80ポイントと、さらに大幅増が継続する見通しに。総計では、総受注戸数プラス97ポイント、総受注金額プラス93ポイントと、ともに引き続き大幅なプラスの見通しとなった。

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