(公財)日本賃貸住宅管理協会は6日、国際交流研究会による「外国人住生活アドバイザー」第2回登録講習会を開催。44名が参加した。
外国人が安全で快適な生活が送れるよう、共同住宅のルールや慣習、初期費用や更新料など、外国とは違う日本の賃貸借についての情報提供・アドバイスを行なう能力を備えたスペシャリストの育成が目的。講習会では、同研究会会長の荻野政男氏が「外国人賃貸の実務~業務手順と対応方法、実務のためのQ&A」や、外国人の住まい方とガイドブック等の使い方について講習。その後、日本語学校におけるオリエンテーションと、ロールプレイングによる実習を行なった。
講習修了者には修了証書を授与。修了者は、同研究会が運営するホームページ「ウェルカム賃貸」に登録することで、「外国人住生活アドバイザー会員」として紹介される。日管協の会員企業であること等が登録要件となる。今後は、日本語学校や大学における入学オリエンテーション等に参加し、外国人のスムーズな入居をサポートしていく。
荻野氏は、「当講習は、昨年の11月にスタートし、20名のアドバイザーが誕生している。彼らはすでに、日本語学校や大学で説明会を行なうなど、外国人の入居支援に力を注いでいる。今後、外国人が増加することを踏まえ、ぜひ皆さんにも活躍してほしい」などと話した。