不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/8/8

東京都心5区の大規模ビル空室率、19ヵ月ぶりに5%台に改善/三幸エステート調査

 三幸エステート(株)は8日、東京都心5区および全国6大都市における7月度の大規模オフィスビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを発表した。

 東京都心5区のビル空室率は5.84%(前月比0.35ポイント減)と19ヵ月ぶりに5%台に。新築ビルを中心に現空床が解消される事例が複数見られたのがその要因。一方、築10年超のビルでは新築ビルへの移転統合に絡む動きを含めて、2次空室発生の動きも目立った。現空面積も17ヵ月ぶりで30万坪を割り込み29万7,148坪(同1万4,293坪減)。

 募集賃料は、坪当たり1万9,208円(同138円減)と、2ヵ月連続で低下。2012年12月に記録した最安値に再び接近。需給バランス改善への認識は高まっているが、二極化傾向が進むなか、全体平均としての賃料水準は上昇しにくい状態が続いている。募集面積は64万3,143坪(同8,032坪減)。

 また、全国の6大都市別の空室率は、東京23区6.4%(同0.3ポイント減)、札幌市5.6%(同0.1ポイント増)、仙台市11.3%(同0.1ポイント減)、名古屋市7.7%(同0.1ポイント増)、大阪市10.3%(同0.3ポイント減)、福岡市7.9%(同0.2ポイント減)と、ほぼ全都市で横ばいとなった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。