三井物産(株)と三井不動産(株)は、大手町一丁目2番街区の一体開発事業を共同で行なうことで合意し、基本合意書を締結した。
敷地面積2万847平方メートルの三井物産本社社屋である「三井物産ビル」(三井物産所有)と、「大手町一丁目三井ビルディング」(三井不動産所有)、「大手町パルビル」(三井物産および三井不動産による共同所有)を一体で建替開発する計画。最先端のオフィス機能、環境性能、防災機能を備え、オフィス用途と商業用途等を兼ね備えた複合用途ビルとして、大手町の魅力的なまちづくりにも貢献できるよう、今後、関係行政機関および地域関係者とも協議の上、本事業の具体的な計画の検討を進めていく方針。
三井物産は、現在の本社社屋(1976年竣工)の建て替えにより、省エネ等のビルの環境性能の改善、防災機能の向上、効率的なオフィスによる生産性の向上を図る。また、街区全体での開発により調和のとれたまち並みの形成が可能となることから、三井不動産と共同で一体開発を進めていく。
投資額は、三井物産が約1,200億円(本社社屋建て替えを含む)、三井不動産が約500億円を想定している。
2016年着工、19年竣工の予定。