日本リテールファンド投資法人と産業ファンド投資法人の資産運用を委託している三菱商事・ユービーエス・リアルティ(株)は、サステナビリティに関する方針等を制定した。
「環境憲章」では、新技術や新たな仕組みを活用し、温室効果ガスの削減に取り組む「気候変動」や、資源の持続可能な利用に努める「サステナビリティ」のほか、「生物多様性」や「汚染防止」等のへの取り組みを制定した。
また、実際に責任不動産投資に取り組む上での基本方針として「責任不動産投資に係る基本方針」を制定。同社の取り組み姿勢や責任不動産投資についての考え方や使命、戦略等を明確にした。
併せて「責任投資原則(PRI)」と「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」にも署名した。
「責任投資原則」は、06年に国連事務総長が金融業界に対して提唱した6つの原則を実現させるための国際的な投資家のネットワーク。「環境」、「社会」、「企業統治」の課題を投資の意思決定に取り込むことで、受益者の長期的な投資成果を向上させることを目指しており、同社はこの考えに賛同。JREITでの署名は、初となる。
「持続可能な社会の形成に向けた金融行動原則(21世紀金融行動原則)」は、環境省が事務局となり、持続可能な社会の形成のための必要な責任と役割を果たしたいと考える金融機関の行動指針として策定された原則。