積水ハウス(株)は5日、2014年1月期第2四半期決算を発表した。
当期(13年2月1日~7月31日)は、売上高8,452億4,600万円(前年同月比11.5%増)、営業利益556億9,900万円(同67.4%増)、576億3,700万円(同68.2%増)、当期純利益340億4,200万円(同99.4%増)となった。
主力の戸建住宅事業では、「エネルギー収支ゼロ」を目指す先進住宅「グリーンファースト ゼロ」の販売を開始。7月の受注では採用率51%と順調に推移した。また、都市部を中心に販売強化をしている3・4階建て戸建住宅が同社の多世帯型モデル等の提案力と相まって順調に販売が進捗し、第2四半期累計比で44%増と好調な販売を継続した。こうした結果、売上高は2,486億3,000万円(同11.4%)、営業利益305億1,900万円(同49.2%増)となった。
賃貸住宅事業では、敷地対応力の高い3・4階建て賃貸住宅の販売が順調に進捗。プラチナ事業(医療・介護系建築請負)も強化し、相続税対策等を背景に賃貸経営・不動産投資への関心も高まったことから、受注が好調に推移。売上高1,622億1,400万円(同16.3%増)、営業利益154億500万円(同39.3%増)を計上した。
6日に会見した同社代表取締役社長の阿部俊則氏は、「『住』に特化した成長戦略が着実に進捗して、好調な受注状況となり、上半期過去最高の売上高を達成することができた。通期では、売り上げ、利益とも過去最高を予定している」などと述べた。
通期については予想を上方修正。売上高1兆8,150億円(前回発表比4.3%増)、営業利益1,300億円(同18.1%増)、経常利益1,335億円(同20.2%増)、当期純利益770億円(同22.2%増)を見込む。