リスト(株)はこのほど、ハワイの不動産会社であるメアリー・ウォーラル・アソシエイツ・サザビーズ・インターナショナル・リアルティ(MWA)から事業譲渡され、リストグループ初の海外販売会社「リスト・サザビーズ・インターナショナル・リアルティ」として事業をスタートした。
MWAはカハラ、ダイヤモンドヘッド、ロアリッジ地区などで営業を展開している、ハワイを代表する不動産仲介会社。経営トップのメアリー・ウォーラル氏と所属するエージェント30人はM&A後も会社にとどまる。リストからは役員1人と営業担当者数人を派遣する。
リストは2010年に国際的な不動産販売ネットワークのサザビーズインターナショナルリアルティと提携。100%子会社としてジャパンサザビーズインターナショナルリアルティを設立した。その後、ハワイをはじめとした海外で開発・販売連携の要請が増えるとともに、国内からもハワイの不動産を求める顧客が増えたことから、今回のM&Aに至った。
ハワイの現地不動産会社を傘下に収めることで顧客対応力を強めるのが目的。日本向けの販売だけでなく、台湾や香港などアジア全域に向けた販売力の増強も狙う。