不動産ニュース / 仲介・管理

2013/10/24

賃貸住宅開発事業を加速。15年までに4,500戸供給/三菱地所グループ

2013年10月完成の最新物件「パークハビオ恵比寿」(東京都渋谷区、総戸数109戸)外観。JR山手線「恵比寿」駅徒歩3分という絶好のロケーション
2013年10月完成の最新物件「パークハビオ恵比寿」(東京都渋谷区、総戸数109戸)外観。JR山手線「恵比寿」駅徒歩3分という絶好のロケーション
「パークハビオ恵比寿」ワンルーム住戸(専有面積25平方メートル)の室内。分譲マンションに見劣りしない設備仕様で差別化する
「パークハビオ恵比寿」ワンルーム住戸(専有面積25平方メートル)の室内。分譲マンションに見劣りしない設備仕様で差別化する

 三菱地所グループは、賃貸住宅事業を強化する。マンションブランド「パークハビオ」の企画・開発と投資家への販売を加速する。

 同グループは、2004年から同ブランドでの賃貸マンション開発を開始。これまでに、34棟・約2,900戸を供給してきた。同社の賃貸住宅事業は、三菱地所(株)が用地取得・企画、三菱地所レジデンス(株)と三菱地所設計(株)が設計・施工、三菱地所ハウスネット(株)がPMとリーシング、三菱地所コミュニティ(株)が管理、三菱地所投資顧問(株)が投資家向け販売等のアセットマネジメントを手掛け、グループ全体での一貫体制を採る。住戸は、ワンルーム・1LDKをメインとし、ワンルームは専有面積25平方メートル、1LDKは同42~50平方メートルを標準とする。直近の稼働率は95%に達している。

 「パークハビオ」は、シングル・DINKSをメインターゲットに、(1)高アクセスの都心立地、(2)分譲マンションのノウハウを活かした建物づくり、(3)グループのバリューチェーンを活かした安心運営、で差別化する。

 1棟当たりの事業規模は10億~50億円程度。坪賃料1万2,000円以上が見込める立地と商品で、三菱地所投資顧問を通じて投資家に供給している。竣工済34棟のうち、29棟が売却済みで、うち半数は同投資顧問が運用する私募ファンド「日本オープンエンド不動産投資法人」に売却した。今後は、年間10棟規模で開発を進め、15年8月までに53棟・約4,500戸を供給する。

 23日に会見した三菱地所賃貸住宅事業部部長の坂口康之氏は「首都圏では、25年まで独身世帯数が増え続けると見込まれており、シングル・DINKS向け賃貸市場も、拡大を続ける。分譲マンション事業、注文住宅市場とともに、毎年安定的な供給を継続し、良質な住宅ストックを形成していきたい」と抱負を述べた。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。