アトラクターズ・ラボ(株)は31日、「第23回 マンション購入に対する意識調査」結果を発表した。同社が運営する「住まいサーフィン」で、直近3ヵ月間に新築マンションの販売センターに行った経験があるモニター登録会員を対象に四半期ごとに行なっている定期意識調査。実施期間は10月4~8日で有効回答数は156件。
1年後のマンションの価格が「上がる」と予想したのは、全体の69.9%(前回調査比6.6ポイントアップ)上昇要因として「オリンピック」「消費税増税」「土地や資材の高騰」などが挙げられた。
マンション購入意欲については、「増した」が64.7%(同12.6ポイントダウン)と減少、「変わらない」が28.8%(同12.4ポイントアップ)、「減った」が6.4%(同0.2ポイントダウン)。前回調査で「増えた」が過去最高水準だったこと、今回「減った」割合が前回とほぼ同じ水準であるということから、マンションの購入意欲は高い状態が続いていると見る。
ただし、「今が買い時だと思うか」については、「買い時である」こそ64%(同0ポイント)だったが、「買い時ではない」が9%(同4ポインアップ)と上昇。同社は、「今後のインフレを見込み、現在価格の手ごろ感を感じている層が積極的に購入検討をする反面、価格上昇に順応できない層が出始めている」と分析している。