「ウィザースホーム」ブランドで注文住宅を展開している(株)新昭和は1日、千葉県袖ケ浦市内に直営の「第2工場」を設け、今秋から本格稼働すると発表した。
同工場で生産するのは、一般的なツーバイフォー壁パネルに壁内部の電気配線の敷設や断熱材の充てん、石こうボードの取り付けまで施した、「ツーバイフォー・フルパネル」。施工現場で組み上げるだけで、一度に内装下地まで工事を進められ工期を短縮できる。壁パネルの厚み以上に膨張した発泡性断熱材を、壁パネルの厚みまで自動で切り落とす装置を独自に開発し、同工場に導入した。
同工場は、工場棟2,592平方メートル、ストックヤード1,908平方メートル。月間40棟相当のパネルを生産する予定。将来的には開口部のサッシ取り付けまで工場内で済ませるように生産能力向上を図る。
また同社は、工場の本格稼働に併せ、新商品「Style Produce(スタイルプロデュース)」を投入する。次世代省エネルギー基準をクリアする断熱・気密性や劣化対策など、長期優良住宅の基準を満たす基本性能に加え、スケルトン・インフィルを採用して間取りの自由度を高めた。