不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/11/18

リニュアルマンション等軸に不動産流通事業売上高50億円へ/コスモスイニシア

 (株)コスモスイニシアは、2014年3月期を初年度とする中期経営計画(~16年3月期)を始動した。

 新計画は、大和ハウス工業との資本業務提携により、成長戦略実行への体制が整ったことから、今期を「未来創造元年」と位置付け、事業強化とストック事業中心とした新事業創出に乗り出す。連結売上高880億円(13年3月期比2.5%増)、営業利益40億円(同53.8%増)を目指す。

 不動産販売事業は、新築マンション販売戸数を年間1,000~1,500戸とし、OB経由など入札に依存しない事業用地・再生案件取得と、パートナーゼネコンの開拓、竣工時期の分散等により建築コストを抑え、再開発や建替事業も再開。収益性向上を目指す。16年3月に売上高556億円(同9.0%減)、営業利益36億円(同5.2%減)が目標。

 不動産賃貸事業では、管理戸数1万戸の早期達成に向け、M&Aも視野に入れた管理戸数獲得を行なう。16年3月期売上高154億円(同15.7%増)、営業利益7億円(同133.3%増)を見込む。

 不動産流通事業では、大和ライフネクスト(株)との連携を強化して自社分譲マンションの仲介シェア拡大するほか、リニュアルマンション(買取リニューアル再販)を年間100~150戸販売、オーナーへのソリューションビジネス展開、法人仲介強化などで16年3月期売上高50億円(同354.5%増)、営業利益10億円(同900.0%増)と大幅な伸びを見込む。

 15日会見した、同社代表取締役社長の高木嘉幸氏は「今回の計画は、売上高1,000億円、営業利益100億円に向けた第1ステージ。大和ハウスグループのビジネスシナジー創造の中心的役割を果たしたい」などと抱負を語った。

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