(公社)首都圏不動産公正取引協議会が2012年3月に設置したポータルサイト広告適正化部会は19日、「不動産ポータルサイト広告に関する勉強会」を開催。約210名が参加した。
同部会は、不動産情報サイトを運営する賛助会員が、不動産事業者の広告表示の適正化を誘導する方策を協議・検討するために設置されたもの。インターネット不動産情報サイトを運営するアットホーム(株)、(株)CHINTAI、(株)ネクスト、(株)リクルート住まいカンパニー4社の広告審査等の実務責任者がメンバーとなっている。
第1部では、同協議会上席調査役の佐藤友宏氏が「賃貸広告のトラブル事例とその対策」について講義。ポータルサイト全体の違反状況と違反傾向や、違反の実例とその解説等を行なった。
第2部では、(株)リクルート住まいカンパニーSUUMO編集長の池本洋一氏が「サイト利用者意識調査から見えた 選ばれる会社 嫌われる会社」について発表。選ばれる条件として、「条件に合う物件情報を提供している」「写真の点数が多い」「ウィークポイントも書かれている」などを挙げ、サイトに求めるものは「情報の正確性と信頼性」であるとした。