(公社)全国宅地建物取引業協会連合会は、5月1日から受け付けを開始した新資格講座「不動産キャリアパーソン」の受講申込が、11月25日時点で5,064名に達したと発表した。
同講座は、物件調査、価格調査、不動産広告など、不動産「実務」の基礎知識の習得に重点を置き、テキストとインターネット動画で学習を進めるもの。学習後の修了試験に合格した宅建業従事者は、全宅連に登録申請することで、「不動産キャリアパーソン」資格が付与され、宅建等従事者以外の合格者には合格証書が付与される。
受講期間は2ヵ月間で、6月以降、各都道府県で月1回以上の修了試験が実施されている。受講者の約5%は、学生や主婦等宅建非従事者を含めた全宅連会員外だった。
同協会では、初年度受講者数目標を会員の約1割である1万人としているが、47都道府県のうち、目標を上回ったのは7協会にとどまっている。そのため、今後は全国の宅建協会を通じ、知名度向上と受講啓発に向け注力していく方針。