大和ハウス工業グループは27日、今後3ヵ年(2013~15年)の中期環境行動計画「エンドレス グリーン プログラム2015」を策定した。
同社グループは11年、住宅や建築物のライフサイクルにおける“環境負荷ゼロ”に挑戦する「環境中長期ビジョン2020」を策定。グループ一丸となった取り組みを進めてきた。今回のプログラムは、住宅・建築、街づくりでの環境配慮など、事業戦略としと一体化して推進する戦略的環境活動を重視。新たに具体的な目標を設定して取り組みを加速。「環境と企業収益の両立」を目指す。
基本方針では、戦略的環境活動として、“住宅・建築、街づくりでの「スマート&エコ」の推進” を挙げ、スマートシティへの取り組みを全国で加速。スマートハウス・スマートビルの普及を拡大していく。また、“コア事業と連携した環境関連ビジネスの拡大”として、環境貢献型事業のさらなる成長や再生可能エネルギーによる発電事業を推進していくとした。
15年までの環境目標として、スマートシティの開発件数を分譲戸建住宅地で年間4件以上、複合開発地で累計2件以上と設定。スマート&エコ商品比率を、12年度実績の37.8%から50%以上へ拡大。環境貢献型事業の売上高を2,100億円までに拡大する。