


リビタ(株)は28日、大規模シェアハウス「シェアプレイス東神奈川99」(横浜市神奈川区、総室数99室[1号棟:60室、2号棟:39室])を竣工。併せて報道・関係者向け内覧会を開催した。
JR京浜東北線「東神奈川」駅徒歩12分に立地。鉄筋コンクリート造地上4階建てと鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て。延床面積3,050.55平方メートル。1964年築の元企業独身寮・社宅だった2棟を外構も含めて丸ごとリノベーションした。事業主はヒューリック(株)。リビタは企画・設計を担当しており、引き続き運営も行なっていく。
耐震補強を実施した上で、2棟とも1階部分に共用スペースとして、キッチン、ラウンジ、シアタールームを設けた。専有部にはベッド、ミニ冷蔵庫、デスク・イスなどを標準で導入。すでに家具を持っている入居者のため、一部は家具なし部屋として提供する。
1号棟1階では一部をガレージ付き部屋に改装。室内にはバイクを触れる土間スペースも設けている。
2号棟は元社宅のファミリー向けの間取りを生かして、3個室のユニット(クラスタータイプ)として改装。シャワーブース、トイレなどの水回りは基本廊下に設置、共用するスタイルだが、クラスタータイプでは室内にも洗面所とトイレを設けた。
そのほか、屋上のルーフテラス、シェア菜園スペースなどを新設。建物間の中庭にもオープンキッチンやテーブル・イスを設けるなど、共用スペースを充実させた。
専有面積は10.06~19.80平方メートル。賃料は4万8,000~7万3,000円(別途共益費など)。現在、約30室が申し込み済み。25歳~40歳前後の社会人が中心で、若干女性の割合が多いという。「2号棟のガレージ付きはほぼ満室。また、クラスタータイプも思った以上にプライベートが確保される印象と人気が集まっています」(同社PRコミュニケーションデザイン部・五ノ井 麻衣氏)。
入居開始は12月1日。30日には「オープン前日祭」を開催する。