(株)一五不動産情報サービスは、2013年10月期の「物流施設の賃貸マーケットに関する調査」結果を発表した。延床面積または敷地面積が1万平方メートル以上の賃貸物流施設を四半期ごとに調査しているもの。当期の対象物件数は東京圏207棟、大阪圏50棟。
当期の東京圏の空室率は2.7%(前期比0.2ポイント上昇)。新規供給は38.4万平方メートルで調査開始以来最大の新規供給数であったが、堅調な需要に支えられ、概ね均衡した需給動向となった。賃料募集は坪当たり4,000円(同2.0%増)で、3四半期連続の募集賃料の上昇となった。良好な需給環境を背景に募集賃料も上向いていると分析した。
大阪圏の空室率は0.7%(同0.5ポイント改善)。大阪圏では逼迫した需給環境を背景に、新規開発の動きがさらに活性化。募集賃料は坪当たり3,200円(同変動なし)となり、前期から横ばい。需給環境は良好であることから今後、募集賃料も上昇傾向が期待されるとした。