不動産ニュース / 開発・分譲

2013/12/10

東京・板橋、前田家下屋敷跡の大規模マンションが竣工/住友不動産

「シティテラス加賀」外観。最上階のバルコニー部分と外壁の一部をガラスで覆うことで、周囲の緑を映し出す意匠を取り入れた
「シティテラス加賀」外観。最上階のバルコニー部分と外壁の一部をガラスで覆うことで、周囲の緑を映し出す意匠を取り入れた

 住友不動産(株)が建設を進めていた分譲マンション「シティテラス加賀」(東京都板橋区、総戸数385戸)が竣工。10日、報道陣に公開された。

 同物件は、都営三田線「板橋区役所前」駅徒歩9分に立地する、地上15階地下1階建ての大規模マンション。建設地は、極地研究所跡地で、元は加賀藩前田家の下屋敷跡地という歴史を持つ。敷地北側が桜の名所である石神井川に面していることから、フォレストパーク(緑地広場)を設けて川沿いの景観と調和。空地率も62%としV字配棟の中央部にガーデンテラスを設けるなど、緑を意識したランドスケープデザインとした。

 建物は、最上階のバルコニー部分と外壁の一部をガラスで覆うことで、周囲の緑を映し出す意匠を取り入れた。また、北側低層住戸については、石神井川の桜を借景として取り入れられるよう、バルコニー奥行きを、2.7~3mと大きくとった。

 住戸は、2LDK~4LDK、専有面積54~84平方メートル。昨夏から約200戸を販売し、約180戸が販売済み。販売価格は、3,790万~6,590万円。平均坪単価は230万円。竣工を機に、棟内モデルルームでの販売を開始。売れ行きが好調のため、12月中に50戸を販売する。また、残り住戸のうち64戸に、内装色等を自由に選べるカスタムオーダーを導入する。

 同物件を企画した同社製品企画室シニアエンジニアの山田武仁氏は「われわれの考えるいいマンションは、『品良く際立つ』がキーワード。周囲の景観を一変させるランドマークでありながら、毎日見ても飽きが来ない。その意味で、このマンションは自信作」と語った。

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