大和証券オフィス投資法人(DOI)の資産運用会社である大和リアル・エステート・アセット・マネジメント(株)は25日、高齢者住宅や医療施設を投資対象としたREITの組成に向け、「日本ヘルスケア投資法人」の設立および登録申請を決定した。ヘルスケア施設特化型のREITが組成されれば、日本初となる。
投資対象は有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、病院、メディカルモールなど。とくに高齢者施設・住宅を中心に投資対象とする計画。2014年3月をめどに投資運用を開始。東京証券取引所と調整も進め、14年中のJREIT上場を目指す。
民間資金を活用した高齢者向け住環境の整備は、国の重要施策の一つ。12月5日に閣議決定した「好循環実現のための経済対策」でも、「ヘルスケアリートの上場推進等を通じたヘルスケア施設向けの資金供給促進」が掲げられている。