東急不動産(株)は、(株)東急コミュニティー、(株)東急住生活研究所と共同提案したプロジェクトが国土交通省の2013年度第2回「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されたことを発表した。
3社の提案「東急グループで取り組む省CO2推進プロジェクト」は、マンションなどの住宅で先導的な省エネ措置を導入し、同時に産学協同研究を通じて実効性の高い省CO2施策の普及を目指すもの。3社のほか、(株)石勝エクステリアや(株)東急ホームズなどのグループ各社や東京都市大学などが連携する。
次世代クラウド型HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を活用したインセンティブ付与および熱環境改善サポートプログラムの実施など、コミュニティマネジメントによって居住者の省CO2行動を促す。新築・既存のマンション・戸建てにHEMSを設置し、使用エネルギーとライフスタイルの相関を検証。建物と居住者のタイプ別に効果的な省CO2施策を提案する。
同プロジェクトの初弾は新築マンション「ブランズシティ品川勝島」(東京都品川区、総戸数356戸)。エネルギーやモビリティなど6分野の「シェア」を提案して省エネ・省CO2の暮らしを進めるほか、マンション向けに開発されたエネファームを世界で初めて採用する。