大和ハウス工業(株)は25日、奈良工場に同社最大の戸建住宅専用体験型施設「住まいまるごと体験館」をオープンする。併せて、工場・事務所の建設を検討する法人の顧客向けに、奈良工場第一工場棟・事務所棟・食堂棟自体をショールームとしても活用していく。
同工場は敷地面積16万4,300平方メートル。1965年開設の日本初の住宅専門工場である奈良工場第一工場は、2013年2月より建替工事に着工し、10月に竣工。12月より本格稼働している。
「住まいまるごと体験館」は、重量鉄骨造2階建て。延床面積1,727平方メートル、展示面積1,326平方メートル。実物大の家の壁面スクリーンを使用したシアターや独自の技術を体感できる体験装置で、同社戸建住宅の技術力・商品力を発信。工場棟にも見学通路を設け、体験館での見学とあわせて戸建住宅部材の生産現場も見学可能とした。営業時間は10:00~17:00。
また法人顧客には、環境配慮型工場「D's SMART FACTORY(ディーズ スマート ファクトリー)」の工場棟や環境配慮型オフィス「D's SMART OFFICE(ディーズスマート オフィス)」の事務所棟・食堂棟を見学してもらう。各施設にはエネルギー計測・デマンド制御・設備異常検知・場内監視など総合的なマネジメントを行なう「D's FEMS(ディーズフェムス)」など最新鋭の環境配慮型設備や自然の力を活かすパッシブ技術を数多く導入し、工場全体を丸ごとショールームしていく。
同社は、年間来場目標を1万人としている。