国土交通省は27日、13年12月分の「建設労働需給調査結果」を発表した。調査対象は8職種(型わく工/土木・建築、左官、とび工、鉄筋工/土木・建築、電工、配管工)、または電工、配管工を除く6種。
全国の調査対象8職種計の過不足率は2.5%。前月比で0.4ポイント不足幅が拡大した。東北地域については、1.5%不足となり前月比0.4ポイント不足幅が縮小した。
職種別では、型わく工/建築(4.0%)、とび工(4.1%)、鉄筋工/建築(3.8%)の3職種で不足率が高かった。また、地域別(10地域)では、8職種計の不足率トップは中国(4.1%)。北海道、関東、北陸、中部で3%を超え、前年同月比では全エリアでプラスとなっている。
また、8職種における今後の労働者の確保に関する見通しにでは、翌々月(14年2月)は「困難」「やや困難」の合計が48.3%と前年同月比22.8ポイントも上昇。一方、「やや容易」「容易」の合計は4.4%と同5.3ポイント下降した。翌々々月(14年3月)の見通しについても、「困難」が36.9%(同20.5ポイント上昇)、「容易」は7.7%(同6.7ポイント下降)となっている。