不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/2/20

一人暮らしの部屋探し、学生・社会人とも平均家賃は上昇/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、「“UNDER30”私たちの選び方 ~部屋探しのプロセス&マインド~」(2013年首都圏)の調査結果を発表した。全国5エリア(北海道・東北・首都圏・中部・近畿・九州)で一人暮らしをしている18~29歳の学生・社会人男女計2,074名を対象にインターネットで調査したもの。

 家賃の平均額は、学生が5万9,000円(前回調査比3,000円増)、社会人が6万3,300円(同2,200円増)と、前年調査よりわずかに上昇。調査開始(学生07年、社会人09年より)以来初めて前年を上回った。

 「家賃以外で最初から最後まで一貫して重視した点(複数回答)」では、学生は「通勤・通学時間」が53.7%と半数以上を占めトップ。「最寄駅から近い(43.1%)」「間取り・広さ(39.0%)」という順になった。社会人のトップは「間取り・広さ(50.7%)」で、「最寄駅から近い(40.6%)」「通勤時間(37.5%)」が続いた。

 「家賃以外で妥協した点(複数回答)」については、学生・社会人とも「築年数(学生25.5%、社会人26.4%)」がトップに。男性は女性よりも妥協する傾向にあり、女性は最後までこだわる傾向が見られた。中でも学生女性は「階数」「セキュリティー」「治安」といった防犯に関する項目を妥協したという割合は低く、安全面が重視されていた。

 また「部屋探しから契約までにかかった日数」は、学生がトップの「1日(17.6%)」と「2、3日」と合わせ27.2%。一方、社会人は「1ヵ月くらい」と「1ヵ月超」の合計が39.9%。「部屋探しの方法(複数回答)」については、学生・社会人ともに「PC検索」が7割を超え、2位は学生が「不動産会社を直接訪問(35.9%)」、社会人が「スマホ検索(43.8%)」。中でも社会人女性では「スマホ検索」が52.9%と半数を超えた。

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