不動産業界の人材育成を専門に手掛けるJRC(株)(東京都新宿区)は21日、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)で、2014年JRC新春セミナー「超グローバル経済・浮場経済のもたらす真実とは!? -その中で、勝ち抜き方・生き抜き方を見据える-」を開催した。
3部構成となっており、第1部では同社代表取締役の斉子典夫氏が「挑む経営!挑む業績!挑む人間の成功のカギは、人材のキャリアドックにあり!」と題した講演を行なった。企業における最大の競争優位の源泉は「人を基軸とした経営」にあるとし、組織を阻む3大症候群やオフミーティングなど組織活性化のキーワードを交え、人材戦略などについて語った。また同社の「キャリアドック」(営業マンクリニック)を基に優秀な人材についての課題や重要ポイント、人材観なども紹介した。
続いて第2部では、(一財)高齢者住宅財団調査研究部次長の落合明美氏が「ビューティフル・エイジング&ハウジング -高齢者住宅事情と求められている対応策-」をテーマに講演。高齢社会における2025年問題や、それを乗り越えるための地域包括ケアシステムの構築などについて、デンマークやオランダの事例を用いて解説した。
最後に、イノベーション・エンジン(株)代表取締役の佐野睦典氏が「クールジャパンで超グローバル経済を勝ち抜く -情報・物・サービスの一体化に挑む-」と題し、アメリカや中国の景気などを例にグローバル経済について講演。現状を生き抜くポイントとして日本独自の価値創造「クールジャパン」とモノ・サービスとネットの融合である「IOT(Internet of Things)」などを掲げた。