不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/2/26

住宅業界、14年度は“曇り”の見通し/TDB調査

 (株)帝国データバンク(TDB)は25日、100業界226分野における「2013~14年度 業界天気図」の調査結果を発表した。各業界の企業業績や経営環境に基づいた13年度の動向と14年度の展望を調査し、もっとも良い“快晴”から“晴れ”“薄日”“曇り”“小雨”“雨”、もっとも悪い“雷雨”まで7段階に分類し、集計したもの。

 “快晴”“晴れ”“薄日”を「晴天」とし、“小雨”“雨” “雷雨”を「雨天」として分類すると13年度の動向は全226分野中64分野(構成比28.3%)が「晴天」と判断。前年度から18分野増加した。天気の好転・悪化動向をみると、12年度からの好転は69分野(同30.5%)に上った。

 14年度についてみると、「晴天」は72分野(同31.9%)と前年度から8分野増加した。また、13年度からの「好転」は34分野(同15%)となり、前年度(69分野)からは半減する見込みとなった。

 住宅業界についてみると、「戸建て」は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要や低い住宅ローン金利などにより、着工戸数が大幅に増加。同じく「マンション」も引き渡し戸数の増加により、13年度は“薄日”に好転したものの、14年度は再び“曇り”に悪化する見通し。これは駆け込み需要後の大幅な反動減は回避される見通しであるものの、建築材価格の高騰や労務費の上昇等、業績が下振れするリスクが懸念されるため。

 詳細は同社ホームページを参照のこと。

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