不動産ニュース / 仲介・管理

2014/3/14

東京・田町で入居者が自由に内装をつくれるオフィス/ツクルバ、イーソーコ総研

共同利用できる「ワークラウンジ」
共同利用できる「ワークラウンジ」
事務所スペースはあえて変形にすることで、テナントの創造力を発揮してもらう
事務所スペースはあえて変形にすることで、テナントの創造力を発揮してもらう

 空間デザインを手掛ける(株)ツクルバ(東京都渋谷区、代表取締役CEO:村上浩輝氏 、代表取締役CCO:中村真広氏)は、(株)イーソーコ総合研究所(東京都港区、代表取締役社長:遠藤 文氏)と共同で入居者が自由に内装をつくれるオフィス「DIY OFFICE」(東京都港区)を竣工した。

 同オフィスは、JR線「田町」駅徒歩7分に立地。イーソーコが倉庫リノベーションのショールームとして使用していた、築41年のビルのフロアの一部(3スペース)をリノベーション。スケルトン状態にして賃し出すもの。入居テナントが壁の塗装や造作家具の取り付けなど、自由に空間をカスタマイズできるのが特徴。

 カスタマイズ工事の事前にオーナーに図面を提出し、承認を得られると、オーナーが工事費用50万円を支援する。原状回復の義務も課さない。内装デザインは基本的にテナントの自由だが、運営側との面談が求められる。

 ツクルバの関連会社で不動産関連事業を手掛ける(株)マチニワ代表取締役・石田育男氏は「次の入居テナントにも、原則内装をそのままに貸し出すため、次のリーシングにプラスになるデザインにしてもらう」と話す。次の入居テナントがカスタマイズしたいという場合にも、オーナーが50万円を支援する予定。建築家集団による支援も、オプションで用意している。

 3つのオフィススペースは、あえて変形に。シェアオフィスとしての機能も持っており、入居テナントは受け付けや打ち合わせスペースとして「ワークラウンジ」を利用できるほか、隣接するシェアオフィスの会議スペースやカラー複合機も共同利用できる。

 スペースと賃料は、それぞれ専有面積33.80平方メートル・賃料14万8,000円、43.92平方メートル・18万9,000円、35.75平方メートル・14万9,000円。2年間の定期借家契約で、再契約も可能。1月に募集開始し、すでに1室が成約済み。

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