(株)東京カンテイは25日、2014年2月の「中古マンション価格天気図」を発表した。47都道府県の、ファミリータイプ中古マンション流通事例価格を70平方メートルに換算して月ごとに集計。価格変動を「天気マーク」で示したもの。価格が上昇傾向にある場合は「晴」、下落傾向にある場合は「雨」と表記している。
「晴」は21地域(前月比4地域増)と、08年3月(19地域)以来、約6年ぶりの多さとなった。「雨」は6地域(同増減なし)で変わらず、やや下落傾向の「小雨」は4地域(同1地域減)に減少、やや上昇傾向の「薄日」は12地域(同1地域増)。足踏み傾向の「曇」は4地域(同4地域減)に減少した。
1月に11地域あった「薄日」のうち、2月に6地域が「晴」に、5地域が「薄日」を維持した。「曇」になった地域はゼロで、天候改善の傾向が続いている。
三大都市圏では、いずれも価格上昇傾向にあり、特に首都圏では平均で1.4%上昇し、上昇傾向が顕著となっている。
全国では、天候が悪化したのは4地域(同2地域増)に微増、横ばいが29地域(同5地域減)に減少、改善が14地域(同3地域増)に増加し、全国規模の天候回復が継続していることが分かった。
天気図については、同社ホームページ参照。