(株)リロ・ホールディングは、入居者サポートサービスを活用した賃貸管理会社・オーナー支援を強化する。100%出資子会社の(株)リロ・フィナンシャル・ソリューションズと、家賃保証サービス会社の(株)Casa(東京都新宿区、代表取締役社長:宮地正剛氏)と共同で、入居者サポートサービス「collect」を開発。同サービスによる差別化をアピールしていく。
同サービスは、Casaの家賃保証サービスとリログループの生活サポートサービス等をパッケージで提供するもの。サービス内容は、(1)家賃保証、(2)約7万5,000コンテンツの生活サポート、(3)緊急時駆け付けサポート、借家人賠償責任保険・家財保険などの入居者向け損害保険の提供。
これまでリログループは、自社グループ保証による保証人代行サービスを行なっていたが、家賃保証サービスとの選択制とすることで、サービスの充実を図る。「これまで別々に契約しなければならなかった付帯サービスも含め、一回の契約で提供できるようにしたことで、入居者の手間を省ける。家賃保証サービス単体より、加入率も高まり、管理会社にとっても入居率向上につながる」((株)リロ・フィナンシャル・サービス代表取締役:石田吉徳氏)
入居者の利用料金は、月額賃料の50~70%。Casaの代理店となる賃貸管理会社に導入をアプローチし、向こう3年間で導入会社数200~300社、導入戸数3万戸、リログループの保険販売代理手数料(売上高)1億円を目指す。
「付帯サービスの充実を図りづらい中小賃貸管理会社に利用してもらうことで、他社との差別化を図ってもらいたい」(同氏)。