積水ハウス(株)は、戸建住宅や賃貸住宅に適用できる同社独自の液状化対策工法「SHEAD(シード)工法」を開発、1日より提供を開始した。
同工法は、液状化が発生するおそれのある地盤に対し、セメント系固化材と土を混合して固化する柱状改良(深層混合処理工法)で連続した壁を構築し、格子状に囲むというもの。これにより、地震時における地盤の変形を抑制し、同工法で囲まれた地盤の液状化そのものを抑え被害を防止する。
土木やビル建築で実績のある「格子状地盤改良」の技術を応用。小規模な住宅でも同様の効果が得られるよう設計手法を確立し、住宅で一般的に用いる小型地盤改良機械での工事を可能にした。住宅規模でも、現実的な費用で本格的な液状化対策の提供ができるという。