三井不動産(株)は8日、マレーシアでの「(仮称)三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港(KLIA)」と台湾での「(仮称)台湾林口アウトレット計画」の開発計画に着工したと発表した。
「(仮称)三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港(KLIA)」は、共同事業パートナーである「Malaysia Airports Holdings Berhad」との合弁会社「MFMA Development Sendr in Berhad」が事業主体となって実施するもの。最終的には東南アジアにおける最大級のアウトレットモール施設へと拡張する計画。なお、同社が東南アジアでアウトレットモール事業を展開するのは初めて。
敷地面積は約18万平方メートル。第1期は2015年初頭に竣工、開業の予定。店舗数は、第1期が約140店(約2万5,000平方メートル)、最終期開業後が約260店(約4万6,300平方メートル)の予定。
「(仮称)台湾林口アウトレット計画」は、共同事業パートナーである台湾大手のコングロマリット「遠雄(FarGlory)グループ」の中核企業「遠雄建設事業股份有限公司」との合弁会社「三新奥特萊斯股份有限公司」が事業主体となる、台湾北部最大級のアウトレットモール計画。なお、同社が台湾で事業を展開するのは初めて。
台北中心部から車で約30分、国際空港の桃園空港から車で約20分、15年開業予定の地下鉄「林口」駅至近に立地。敷地面積は約6万7,340平方メートル、店舗数は約200店。15年後半に竣工、開業の予定。
両計画においては、同社がこれまで国内や海外初となる「杉井アウトレット広場・寧波」(中華人民共和国)で培ってきた施設の開発、テナントリーシング、運営などのノウハウを活かしながら、現地の商慣習に合わせた開発を推進する考え。
また、今後は東南アジアにおいて、住宅分譲事業と商業施設事業を中心にさらなる事業拡大を図っていくとしている。