大和ハウス工業(株)は13日、2014年3月期決算説明会を開催した。
当期(13年4月1日~14年3月31日)は連結売上高2兆7,003億1,800万円(前期比34.5%増)、営業利益1,635億7,600万円(同27.8%増)、経常利益1,763億6,600億円(同21.3%増)、当期純利益1,020億9,500万円(同54.1%増)。売上高・営業利益・経常利益・当期純利益すべてで過去最高の数値を達成。また、15年度を最終年度とする第4次中期経営計画の目標数値を1年前倒しで達成する見込みとなった。
次期(15年3月期)については、コア事業である戸建住宅、賃貸住宅、マンション、住宅ストック、商業施設、事業施設において、開発から建て売り、管理・運営など、一連の事業サイクルの強化・拡充を中心に事業を展開する。見通しについては、戸建住宅が売上高3,650億円(前年同期比7.5%減)・営業利益40億円(同70.1%減)、賃貸住宅が売上高7,770億円(同12.8%増)・営業利益730億円(同9.4%増)とした。全体では、売上高2兆8,000億円(同3.7%増)、営業利益1,700億円(同3.9%増)、経常利益1,690億円(同4.2%減)、当期純利益は1,050億円(同2.8%増)を見込んでいる。
同日会見した同社代表取締役社長の大野直竹氏は、「消費税増税の駆け込みの反動があるなど、今後の受注高が読み切れない状況だが、戸建住宅を基盤に各事業を展開していく」と話した。