不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/5/14

不採算工事減り利益率向上。営利18%増/長谷工14年3月期決算

 (株)長谷工コーポレーションは14日、2014年3月期決算を発表した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)は、連結売上高5,875億7,100万円(前期比5.1%増)、営業利益288億3,800万円(同18.5%増)、経常利益254億500万円(同27.2%増)、当期純利益248億3,000万円(同90.1%増)の増収増益。期初計画を上回る利益の計上と、優先株の消却にめどを付けたことから、6期ぶりに復配。1株当たり3円の配当を行なう。

 主力の設計施工関連事業は、リーマンショック後に受注した不採算物件工事の影響が縮小したことで、完成工事総利益率が9.2%(同0.3ポイントアップ)。完成工事高は3,643億円(同7.8%増)、売上高は3,309億円(同5.2%増)、営業利益は233億円(同9.7%増)だった。今期以降の売上材料となる受注高(単体)についても、3,631億円(同26.8%増)まで回復。さらに今期は、リーマンショック前水準の4,000億円まで回復させる。

 不動産関連事業は、マンション受託販売は、金利先高観やマンション価格上昇懸念などを背景に販売戸数が増加。不動産流通事業では買取再販物件などが伸長し、売上高1,434億円(同4.8%増)、営業利益71億円(同127.8%増)となった。住宅関連サービス事業では、分譲マンション、賃貸マンション管理戸数の増加、シニアリビング事業の新施設開業などで売上高1,080億円(同15.5%増)、営業利益52億円(同0.8%増)となった。

 次期については、連結売上高6,500億円、営業利益330億円、経常利益300億円、当期純利益180億円を見込んでいる。

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