不動産ニュース / その他

2014/5/27

インテリックス、スター・マイカが提携。初弾は南青山でリノベマンション販売

「今回の提携により、業界の健全な発展にも寄与していきたい」と語る、左からインテリックス代表取締役社長の山本卓也氏、スター・マイカ代表取締役社長の水永政志氏
「今回の提携により、業界の健全な発展にも寄与していきたい」と語る、左からインテリックス代表取締役社長の山本卓也氏、スター・マイカ代表取締役社長の水永政志氏
「日興児玉パレス南青山」のリノベーション部屋。インテリックスのオリジナル工法で、断熱性を快適性を上げている。中央に見えるのが可動式間仕切り
「日興児玉パレス南青山」のリノベーション部屋。インテリックスのオリジナル工法で、断熱性を快適性を上げている。中央に見えるのが可動式間仕切り

 (株)インテリックスおよびスター・マイカ(株)は26日、共同でリノベーションマンションの販売事業を開始すると発表した。

 分譲マンションの買い取り後、リノベーションして販売する事業などを展開するインテリックスは、年間約1,100戸、累計約1万4,000戸のリノベーションマンションを供給する業界のリーディングカンパニー。リノベーションでは独自工法「グッドインフィル工法」を開発、アフター保証を付帯するなど中古マンションの安全・安心な供給をいち早く提案してきた。
 一方、オーナーチェンジ物件を取得後、リフォームして再販するビジネスモデルのスター・マイカは、首都圏を中心に年間約400戸を保有。ストックビジネスを強化するためにも保有物件数の拡大を図っている。
 今回の提携では、それぞれの特性を生かし、スター・マイカが保有する物件をインテリックスがリノベーションするマンションの共同販売事業を開始した。

 初弾として、スター・マイカが保有する「日興児玉パレス南青山」(東京都港区)の1戸をインテリックスがスケルトン化した上でリノベーションを実施した。「グッドインフィル工法」を採用したほか、可動式間仕切り「どこでもウォール」を設置し、可変性を高めた。
 同物件は、東京メトロ銀座線「表参道」駅徒歩13分。鉄筋コンクリート造地上5階建ての1981年築のマンション。専有面積59.53平方メートル。間取り1LDK。27日より販売開始で、価格は4,680万円。

 今後はマンション供給をコンスタントに行なうほか、共同での資材調達、販売プラットフォームの創設、評価システムの構築などを展開していく方針。

 会見の席でインテリックス代表取締役社長の山本卓也氏は「業界で不足しているリノベーション施工会社としての役割を果たしていきたい」と話し、スター・マイカ代表取締役社長の水永政志氏は「出口部分の協力を築くことで数年で保有物件数を倍まで押し上げたい」と述べた。

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