住友林業(株)は3日、イタリア・ヴェニスのサン・ジョルジョ・マッジョーレ島内において、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏デザインによる「Glass Tea House Mondrian/聞鳥庵(もんどりあん)」の展示に協賛すると発表した。
6月より開催される第14回「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 2014」の会期に合わせ展示するもので、水の都であり、ヴェネチアン・グラスで名高い建設地であることに着想を得て、「水」と「ガラス」をテーマとしている。
同社はこの展示において、伊勢神宮外壁をモチーフとした茶室をぐるりと取り囲む垣根の材料として、東日本大震災の被災地からのスギの無垢材を提供している。また、施工にあたり経験豊かな同社グループ社員4人も派遣した。
なお、杉本氏とは、13年に開催された企業と建築家やアーティストが協同し新しい住まい方を提案した展覧会「HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION」でもコラボレーションしている。