住友林業(株)は、住宅事業本部の業務効率化と省スペースを実現するため、オフィスの形式を変更していく。
同社は2013年10月、池袋店でフリーアドレスとペーパーストックレスを試験的に導入。約8割の社員が「働き方の変革を意識できた」と回答したことから、移転やレイアウト変更を行なう支店で導入を決定した。
4月10日に開設した東京東支店(東京都江東区)は、池袋支店の成果を反映し、日中オフィスにいることの少ない営業や現場監理担当の社員の席をフリーアドレスとすることで支店内の異なる部署間のコミュニケーションを図りやすくし、作業スペースとしても有効活用した。
また、職種別のオフィス利用時間を考慮したレイアウトとすることで一人当たりのスペースとしては約4割の省スペースを実現した。
そのほか、社員が個々に所有していた顧客情報の一元管理や保存が必要な資料をデータとしてサーバに管理し、紙の保管場所の省スペース化と保存資料の検索制の向上を図るなど、業務効率を向上させた。