不動産ニュース / 仲介・管理

2014/6/24

レンタル収納事業を開始。今年度中に1,000区画体制に/東急リバブル

「STORAGE SQUARE麹町半蔵門店」外観
「STORAGE SQUARE麹町半蔵門店」外観
交通系IC(PASMO、Suica)で入館チェックが可能
交通系IC(PASMO、Suica)で入館チェックが可能

 東急リバブル(株)は、「STORAGE SQUARE」のブランド名で、新たにレンタル収納事業を立ち上げる。第1号店「STORAGE SQUARE麹町半蔵門店」(東京都千代田区、346区画)を7月7日にオープンする。

 同事業では、競争力を失った都心・近郊に立地する中規模・築古のオフィスビルを1棟・フロア単位で借り上げ、細分化した収納スペースとしてユーザーに転貸する。もともとは、同社が2012年に開始した社内提案制度の応募案の一つに挙がったもので、収益性等を検証した上で、13年9月から事業化を進めていた。

 ターゲットは、収納不足に悩むマンション居住者や個人事業主。温度湿度変化にデリケートな品物でも収納できるよう、完全空調管理とするほか、24時間365日の監視体制、荷卸しのための屋内駐車場を完備する。また、競合他社が契約、口座振替手続き、カギの授受と利用するまで数日かかるのに対し、ウェブでの24時間申し込み、カード決済、交通系ICカードによる入館チェック、収納スペースへの暗証番号入室の導入で、即日利用を可能とし差別化していく。

 「麹町半蔵門」は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅徒歩1分に立地する、1982年築のオフィスビル(地上7階建て)を改修したもの。区画は、全43タイプ(0.4~2.2畳)、月額賃料は8,300~4万4,800円。

 すでに、第2弾として東京都杉並区への出店も決定しており、1拠点150区画程度の施設を中心に、今期中に1,000区画体制を目指す。

 「レンタル収納の主要ユーザーであるマンション居住者に日常的にコミットしていること、賃貸管理事業の社内リソースを有効活用できることから事業化を考えた。収納ビジネスは、市場規模500億円程度に過ぎないが、大手企業も少なく、伸び代は大きく、不況にも強い。首都圏以外の大都市圏も含め、年間1,000~2,000区画をコンスタントに供給し、早期に1万区画体制、売上高14億円、営業利益1億~2億円を実現し、当社の新たな収益の柱としたい」(同社アセット事業統括部統括部付部長・福岡史生氏)。

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