不動産ニュース / 開発・分譲

2014/7/3

兵庫県・西宮でマルチテナント型大型物流施設を起工/GLP

「GLP鳴尾浜」完成イメージ
「GLP鳴尾浜」完成イメージ

 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(以下、GLP)は2日、マルチテナント型大型物流施設「GLP鳴尾浜」(兵庫県西宮市)を起工した。同社とカナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード(CPPIB)が立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の日本における5件目の開発物件。

 「GLP鳴尾浜」は、阪神高速道路5号湾岸線「鳴尾浜」IC最寄りの臨界産業団地内に建設。敷地面積約4万8,000平方メートル、延床面積11万平方メートル。5階建て。各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を備え、10t車で合計156台、4t車で合計222台のトラックバースに加え、450台の乗用車駐車場と16台のトラック待機場を設置。1フロア最大約1万9,500平方メートルの倉庫スペースを有する。

 建物はGLPパイルキャップ免震工法(特許取得済)による免震構造を採用。停電時でも、防災センター、事務所エリアの照明、コンセントの利用が可能。また、全館セキュリティー機能を確保するバックアップ電源、断水・停電時でもトイレの利用が可能となる地下水供給設備を導入するなどBCPに対応する。また、全館LED照明とし、プレキャストコンクリートを採用するなど、環境にも配慮するほか、5階の共用スペースに売店やカフェテリアを設置するなど就労環境も整備する。

 竣工は2015年8月の予定。


動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。