不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2014/7/10

ケネディクスグループ、投資家が共同投資できる新ファンドを組成

 ケネディクス(株)は、同社グループの上場JREITが投資可能な不動産等を投資対象とした「ケネディクス REIT-able Fund」を組成。複数の顧問投資家との間で出資協定書を締結する。

 同社が同ファンドのアセットマネジメントを受託することにより、受託資産残高を成長させること、また、ファンドを通じて安定的な外部成長機会を各スポンサーに提供していくことが狙い。また、同ファンドへの取り組みを通じて、スポンサーの投資基準を満たす優良な収益不動産等への共同投資機会を創出し、ミドルリスク・ミドルリターンの投資商品を持続的に提供していくことで顧客投資家層の拡大を目指す。
 なお、同ファンドは原則として、投資対象資産の取得と同時にスポンサーから共同出資を受け、共同出資をしたスポンサーに対して資産売却時における優先交渉権を有する。

 運用期間は3年程度で、投資形態は合同会社への匿名組合出資とする。投資対象はケネディクス・オフィス投資法人、ケネディクス・レジデンシャル投資法人および日本ロジスティクスファンド投資法人の投資基準を満たす不動産。出資比率はケネディクス(株)が約18.7%、ケネディクス・レジデンシャル投資法人が約10.6%で、同ファンド投資家の一部(複数)が約70.7%。

 同日、同ファンドの第1号案件として組成される合同会社クリークインベストメント・スリーが東京都内に所在する3物件を取得。ケネディクスグループが同SPCに対して匿名組合出資を行なうと決議。
 取得する資産は「KDXレジデンス立川」(東京都立川市、賃貸可能戸数174戸、稼働率86.9%)、「KDXレジデンス成城」(東京都世田谷区、総賃貸可能戸数38戸、稼働率92.6%)、「KDXレジデンス秋葉原」(東京都台東区、総賃貸可能戸数32戸、稼働率94.0%)。出資金額は1億5,000万円で、匿名組合出資金等総額の約10.6%。

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