(一社)フューチャーデザインセンター(FDC)、(一社)アントレプレナーパートナーズ(TEP)、東京大学産学連携本部、三井不動産(株)は、7月13~15日の3日間、柏の葉スマートシティ「ゲートスクエア」で国際ビジネスコンテスト「アジア・アントレプレナーシップ・アワード2014」を開催した。
同アワードは、日本が主導となって、アジアにおける起業活動を盛り上げると共に、公民学が連携して新産業創造都市としてのまちづくりを進める柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)を世界的なイノベーションの一大拠点にしていくことを目指して実施するもの。アジアから世界のメンターやベンチャーキャピタルが集積するベンチャー育成の一大ネットワーク作りを狙い、まちぐるみイベントで競うコンテンストで、2012年から開始している。会場は、柏の葉オープンイノベーションラボ(KOIL)および柏の葉カンファレンスセンター(KCC)。
3回目となる今年は、日本からの2社を含む18社がノミネート。
13日には、ノミネーション委員によるトークセッション、エントリー企業各社によるプレゼンテーションなどが行なわれた。14日には、セミファイナルセッションと、2つの特別公演を実施し、最終日には、ファイナルプレゼンテーションに進む6社が発表され、同日午後の各社15分間のファイナルプレゼンテーションと質疑応答を経て、受賞者の発表式が行なわれた。
グランプリはT.Ware Pte.Ltd.(シンガポール)が受賞した。自閉症やトラウマを抱える人々や家族の負担を軽減させるwareble jacketを開発した。スマホにも連動し、1日15~20分程度の着用で癒しと安心感を与えるというもの。
第2位に、半固体金属ダイカストの開発を行なったGISSCO CO., LTD.(タイ)が、第3位に、若者と企業や政府機関をつなぐオンラインプラットホームを提供するYTODAY SDN.BHD.(マレーシア)が受賞した。