近鉄不動産(株)は25日、リノベーションブランド「近鉄のリノベーション 住まい 『まるごと』NEWing」を立ち上げ、リノベーション事業に本格参入する。
同ブランドは、中古住宅を建て替えることなく、一棟まるごと新築同様に大規模改修(リノベーション)する。同社の仲介ネットワークを活用し、ベースとなる中古住宅の購入からリノベーション、仮住まい、引っ越し、アフターサービスまでをワンストップで提供する。
ユーザーが安心できるよう、専属の職人や協力店による直施工方式を採用するほか、インスペクター(既存住宅現況検査技術者)による建物診断、リフォーム瑕疵保険の設定、アフターサービス基準の導入等も行なっていく。
また、戸建てについては、屋根や外壁の塗り替えをはじめとした基本工事については坪当たり18万円(諸経費・消費税除く)の定額制パッケージを採用。中古住宅の取得とリノベーション費用を合わせても、注文住宅を購入した場合の70%程度に抑える。
事業立ち上げにあたり、「ABCハウジング 奈良・登美ヶ丘公園」の注文住宅モデルハウスを、リフォーム総合店舗「ニューイング登美ヶ丘」としてリニューアル。同事業の営業拠点として、リフォーム、リノベーション・建て替えまで対応していく。