住友林業(株)は31日、2015年3月期第1四半期決算を発表した
当期(14年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,924億7,900万円(前年同期比10.0%増)、営業損失42億2,600万円(前年同期:営業損失54億1,300万円)、経常損失39億7,700万円(同:46億5,900万円)、当期純損失30億300万円(同:29億5,700万円)。
木材建材事業では、国内の建材製造事業で業績が改善し堅調に推移、海外流通事業では海外建材製造会社との連携を深め、グループ会社製品の販売に注力するなどし、売上高1,066億8,200万円(前年同期比0.4%減)、経常利益10億1,000万円(同25.1%減)を計上した。
戸建注文住宅事業では、豊富な受注残高を背景に完工引渡棟数が増加。売上高は前年同期を上回った。ストック住宅事業は、リフォーム事業で首都圏を中心に人員を拡充し、営業力を強化。売上高は前年同期を上回った。またリノベーション事業では、新ブランド「foRestia(フォレスティア)」でマンション1棟を戸別にリノベーションして再販する物件の販売が堅調に推移した。これらの結果、住宅事業全体では売上高704億3,800万円(同10.6%増)、経常損失47億2,300万円(同年同期:経常損失56億4,500万円)となった。
なお、通期については、連結売上高9,900億円、営業利益310億円、経常利益320億円、当期純利益180億円を見込んでいる。