不動産ニュース / ハウジング

2014/8/25

育児用品メーカーとコラボ、「赤ちゃんが快適な住宅」を提案/トヨタホーム

「既存技術を生かして赤ちゃんにやさしい住宅をつくる」と話したトヨタホーム取締役社長の山科氏
「既存技術を生かして赤ちゃんにやさしい住宅をつくる」と話したトヨタホーム取締役社長の山科氏

 トヨタホーム(株)は22日、育児用品メーカーのアップリカ・チルドレンズプロダクツ(株)(大阪市中央区、代表取締役社長:前田英広氏)とコラボレーションした新コンセプト住宅「Smilism(スマイリズム)」を、9月6日に発売すると発表した。

 アップリカが独自に研究してきた「赤ちゃん医学」「育児工学」のノウハウを戸建住宅に応用。0~3歳の乳幼児期における身体の未熟性や心の発達をサポートする仕掛けを住宅内の各所に施した。「これまで、高齢層向けや一次取得者向けの住宅は開発してきたが、赤ちゃんにやさしい家というのはなかった。アップリカの研究と、当社の持っている既存技術を組み合わせて、赤ちゃんにやさしい仕様にした」(トヨタホーム取締役社長・山科 忠氏)。

 身体が未熟で転びやすい乳幼児を家庭内事故から守るため、従来品よりも滑りにくく衝撃を和らげるフローリングを採用。また、乳幼児の身長に合わせて自由に壁に貼り付けられる「ヌノカベ」は、ウレタン素材を下地に使っており、衝撃を吸収して事故を防ぐ。両素材は、吸音効果も高められることから、親の育児ストレスの軽減にもつながる。

 快適な睡眠をサポートする仕掛けとして、あらかじめタイマーをセットしておき、朝の光を自然に取り込むブラインドシャッター「日射エアリーガード」の寝室設置などを提案。24時間換気システムや全館空調システムなどで、室内の空気環境・温熱環境にも配慮する。

 また、コミュニケーション能力など「心」を育む仕掛けとして、床座空間による乳幼児の視線に合わせやすい工夫や階段下などに「秘密基地」に使える空間を提案。リビング脇の半屋外空間で自然に触れられるようにするなど、安全を確保しながら好奇心を育てる工夫も施す。

 これらのスマイリズム仕様は同社のすべての住宅商品に対応。同仕様の場合も、価格は据え置く。

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