不動産ニュース / 開発・分譲

2014/8/28

新宿に地域の防災拠点となるマンション販売/新日鉄興和不動産

「リビオ新宿ザ・レジデンス」完成予想図
「リビオ新宿ザ・レジデンス」完成予想図

 新日鉄興和不動産(株)は28日、建設中の分譲マンション「リビオ新宿ザ・レジデンス」(東京都新宿区、総戸数103戸)の販売を9月下旬より開始すると発表した。

 東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅より徒歩6分、東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅より徒歩8分。敷地面積3,401.73平方メートル、鉄筋コンクリート造、地上6階建て。総開発面積約4.7haに及ぶ「東京都市計画事業北新宿地区第二種市街地再開発事業」の最終街区である3街区3-1棟の施設建築物で、2013年12月同社が特定建築者として選定されたもの。

 「地域防災拠点となり得る共同住宅」をコンセプトに、地域住民との“共助”を重視してプランニング。マンション居住者だけでなく、地元住民や町会との連携を図ることでコミュニティ形成を促進し、防災訓練などを通じて災害時にスムーズに協力し合える基盤づくりを目指す。

 敷地内のコミュニティパークには「かまどベンチ」や「マンホールトイレ」を設置。災害時には、マンション居住者のセキュリティを確保した上で、コミュニティパークとエントランスラウンジに帰宅困難者を受け入れる予定。また、共用部には、雨水貯水タンクや浄水ポンプを設け、1,600人分の飲料水・生活用水3日分を提供できるようにする。さらに防災備蓄倉庫には帰宅困難者受け入れ用の毛布や非常食のほか、炊き出しセット、人命救助用の工具セットや応急処置セットなどを備える。

 専有面積は37.38~72.69平方メートル、間取りは1LDK~3LDK。予定販売価格は、2LDKが4,800万円台~、3LDKが5,900万円台~。
 竣工は15年3月下旬、入居は4月下旬の予定。

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