不動産ニュース / IT・情報サービス

2014/9/10

MEMSを活用した高齢者見守りシステムを開発/日立製作所、東京建物ほか

見守りシステムのイメージ図
見守りシステムのイメージ図

 (株)日立製作所は、東京建物(株)、(株)日立アーバンインベストメントと共同で、サービス付き高齢者向け住宅などを対象にMEMS(マンションエネルギー管理システム)を活用した生活情報から高齢者の暮らしの安心・安全をサポートする見守りシステムを開発した。

 集合住宅の各住戸における電力・水道の使用量、温湿度情報や、在室・不在室情報といった居住者の生活情報を収集・蓄積し、居住者に異変が発生したと推測された場合に、居住者本人、家族や介護スタッフへ通知する。居住者本人や家族は、PC、スマートフォンや住戸インターホン等のWeb画面で、介護スタッフはPCのWeb画面で閲覧することが可能。異変の際にはWeb画面での表示以外にメールでも通知する。
 また、収集したデータを解析することによって居住者の生活リズムの変化を把握でき、家族や介護スタッフは、不測の事態の予防や効率的な介護プランの作成に役立てることもできる。

 すでに東京建物と日立アーバンインベストメントが横浜市戸塚区で開発中のサービス付き高齢者向け住宅である「GFE計画(シニア)」(総戸数97 戸)、「361 計画」(総戸数74 戸)への採用が決定しており、システムの運用開始は2015年2月を予定。2物件の集合玄関には、ハンズフリーセキュリティも導入。家族からの同意を得た上で個別に入退館の設定をすることにより、認知症等の疑いがある居住者に対する徘徊防止の見守りサービスとしても利用していく。

 なお、「GFE 計画(シニア)」への導入は、国土交通省の「平成25年度 高齢者・障害者・子育て世帯居住安定化推進事業(先導的事業)」における「ICTを活用した高齢者の生活支援の利便性の検証」として選定されている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。