(株)アルデプロは11日、2014年7月期決算を発表した。
当期(13年8月1日~14年7月31日)は連結売上高104億円、営業利益18億3,200万円、経常利益17億7,500万円、当期純利益16億3,200万円と7期ぶりに黒字となった。なお、当期より連結財務諸表を作成しているため、前期比はなし。
主力の不動産再活事業については、ニーズの高い東京都心部や大阪府で積極的に販売用資産を仕入れ、販売活動を活発化。販売が好調に推移したことからセグメント売上高101億9,300万円、営業利益6,000万円となった。
不動産賃貸収益等事業は、期中に2社の全株式を取得して子会社化したことで、セグメント売上高2億600万円、営業利益6,000万円を計上した。
次期(15年7月期)については連結売上高156億円、営業利益24億円、経常利益22億円、当期純利益20億円を見込む。
また同社は、今回の決算短信において、「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消した。好調な不動産市況を受け、売上総利益は21億2,000万円(前期:売上総損失4,300万円)に改善。事業再生ADR手続きの対象となった借入金を一括返済したことで、債務免除の要請という抵触事由が解消した。